河口湖と自動車博物館・飛行舘(山梨県)

河口湖と自動車博物館・飛行舘
暑い夏であるが、河口湖自動車博物館・飛行舘は例年8月の1ヶ月しか開館しない。過去に数度訪れ、零戦や一式陸攻を観てきたが、最近は一式戦「隼」が完成し、偵察機「彩雲」も製作中との報に接し、久々に訪れてみた。平日でも首都高を横断するので、渋滞を避けるため早朝に出発、富士山を観たいという妻と同行である。

河口湖には8時半に到着。(Adobe Stock my portfolioに掲載)
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時間が早いので、湖畔に車を停めて天上山公園へ、ロープウェイも始発である。
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天上山公園から一望する河口湖。(Shutterstock my portfolioに掲載)
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河口湖は、864年(貞観6年)富士山噴火の溶岩流によりできた自然流出する河川を持たない内陸湖である。但し、人工放水路が作られており、相模川水系である。富士五湖の中では2番目の大きさだが、最も長い湖岸線を持ち、最も低い標高地点にある。富士箱根伊豆国立公園内で、国の名勝に指定され、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として登録されている。

期待の富士山は残念ながら雲の中、早朝から観光客が数多く・・中国の方が多い。
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この天上山というのは昔話「カチカチ山」の舞台らしい。
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天上山がカチカチ山になったのは、太宰治の短編小説集「お伽草紙」でカチカチ山は河口湖畔の裏山とあることから・・と云う。

少したって、富士山が頭を雲の上に出した。
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富士山を観たので、富士吉田の河口湖自動車博物館・飛行舘へ。
12年ぶりの訪問であったが、駐車場はいっぱい、若中年は少なくマニア爺いばかり・・
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零戦21型と上には一式戦「隼1型」、左に零戦52型後部、奥に一式陸攻尾翼と桜花。
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零戦21型は空母「赤城」艦載機の塗装、隼1型は飛行第64戦隊長「加藤建夫少佐」乗機の塗装。

一式戦「隼2型」6750号機、飛行第77戦隊。
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6750号機は1944年にニューギニアで米軍に捕獲され、性能調査試験が実施された機体。

艦上偵察機「彩雲」の胴体部分、マニア爺いがたくさん群がっていた(俺も・・)
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トラック諸島で回収した残骸から復元とのこと。

靖国神社・遊就館で展示されている零式艦上戦闘機52型もここでの復元による機体である。

天上山から観る富士山は、やはり頭に雪がある秋から冬が良いみたいだ。河口湖自動車博物館・飛行舘は、また数年してから、元気だったら来てみよう。

(2024年8月下旬 撮影機材 Nikon Zfc、Apple iPhone SE)

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