江戸川堤(千葉県)春

江戸川堤 春
国道6号線葛飾橋付近から江戸川を下流に向かって、千葉県側は松戸市矢切から市川市国府台、向かいは東京都葛飾区金町から柴又付近の江戸川堤を散策。季節は春、堤の土手には菜の花が、「川の一里塚(矢切)」には桜(ソメイヨシノ)、今年の桜は遅い。
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「川の一里塚(矢切)」にある少年の像と桜。

河川敷にはゴルフ場、江戸川の向こうは金町浄水場、取水塔が見える。
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桜の木には「ひよどり」、あたりまえだがじっとしてない・・。
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江戸川堤には、案内板や東屋・水飲み・トイレなど河川敷散策などの便宜を図るために「川の一里塚」が設けられている。ここは洪水など災害時には水防活動の拠点として資材確保等に利用される場所である。

河川敷から菜の花と一里塚の桜。(Adobe Stock my portfolioに掲載)
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堤の土手が菜の花で覆われているが、いつ頃からだろう・・昔はそうでなかったような。
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土手の菜の花は堤防を痛めるらしい、根が太く堤防の土をふかふかにしミミズがモグラを呼び、堤防を弱体化させると河川事務所のWebに書いてあった。根を太くしないように開花後除草している箇所もあるみたい。

「矢切の渡し」柴又がわの乗降桟橋、堤を越えると「葛飾柴又 寅さん記念館」がある。
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矢切がわの乗降場。
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「矢切の渡し」は唯一現存する江戸川の農民渡船である。徳川幕府は江戸防衛のため川に橋を架けず、街道の渡し船は厳しく管理されていたが、農民のための渡船は許されていた。街道の経由が憚られる旅人は農民に扮装して渡川したと云う。歌の冒頭「連れて逃げてよ〜」はこの描写・・らしい。

江戸川下流を市川市国府台まで行くと市川の都市風景を遠望できる。
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左の高層ビルは和洋国府台女子校、右の高層ビルは市川駅前の「アイ・リンクタウン市川」のウエストとイーストの2棟、ウエストには展望施設がある。

(2024年4月上旬 撮影機材 Nikon Zfc)

関連ブログ:江戸川堤

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